【Raspberry Pi】古いHDD活用SAMBAでファイル共有環境構築!
前回さっくりと基本的な環境構築が完了したので、今回から活用していきます。
とりあえず思いついたのは、手持ちの外付けHDDを毎回PCに接続しなくても使えるようにする
簡易サーバー的な何か!
…と、会社とかでは普通に使っている便利機能が、ふんわりとしたイメージしかもっていなかったので、さっくり調べてみる。
サーバーとは
ネットワーク上に存在し、クライアントからの要求に応じてデータやサービスを提供するもの。
(*‘∀‘)なるほど、大体イメージ通り
サーバーの種類
-
Webサーバ :HTML等のWebページ情報を提供
-
メールサーバー :メールのデータ管理や提供
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データベースサーバー:データの提供
-
FTPサーバー :クライアントからWebサーバーにデータを送信
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SSHサーバー :情報の暗号化
色々ある…(;・∀・)
が、たぶん今回使用したいのはデータベースサーバーに近いはず
サーバーの形態
- 共用レンタルサーバー
サーバーPCを複数のユーザーでシェアする - 専用レンタルサーバー
サーバーPCを1台丸ごとレンタルする - VPS
1台のPC内を分割し、複数の専用レンタルサーバーとしてシェアする - クラウド
基本VPSだが、必要に応じてCPUやメモリなどの変更が可能
ついでに利用形態について調べてみたけど、これはあまり関係なさそう・・・
というわけで、データベースサーバーについてもう少し調べる。
データベースサーバーの種類
- ファイルサーバー
サーバー専用PCを1台用意し、みんなでアクセスしてファイル共有する方法
これは研究室とかで古いPCを活用して使ったり、会社でも多く用いられている。
メリットは、細かい閲覧設定が出来たり、セキュリティソフトの導入等、必要に応じて柔軟に対応できるところ。
デメリットは、OSが必要だったり、場所取ったり、細かいアクセス権などの設定が大変なところかなぁ・・・ - NAS(Network-Attached Storage)
ネットワーク上に外付けHDDを取り付けたようなイメージ。ファイルサーバーはネットワーク上にサーバー用PCを用意したけど、外付けHDD+αだけで同じようにデータのやり取りができるようにしたもの。此方はPCじゃないのでOS等いらない分細かいことはできない。
メリットは、導入費用が低く機能が制限されている分、管理が楽なこと。
デメリットは、細かいことができないや、アクセス人数が増えると速度が落ちる
なんで、会社とかだと細かく対応できるファイルサーバーの導入が多く、研究室とか小規模なデータ保存だとNasが多く用いられてるっぽいね(/・ω・)/
というわけで、ファイルサーバーをラズパイで構築していくよ!
ファイル共有プロトコルの種類
プロトコルとは機器同士の通信手段の方式で、耳にしたことがあるのは大体下記の
- SMB(CIFS)
Windowsで用いられる標準的なファイル転送プロトコル。昔はCIFSと呼んでいた時期もあったようだが、現在はSMBが用いられる。MacOSでも使用されているみたい。 - AFP
MacOSで用いられる標準的なファイル転送プロトコル。昔はWindowsにも対応していたが、現在はサポートされていない。 - FTP
1対1でファイルをやり取りするファイル転送プロトコル。前述のFTPサーバーでも出てきたが、インターネットを介したデータ送信などに用いられる - NFS
主にUNIXで使用されるファイル転送プロトコル
我が家では、WindowsとMac両方持ちなのでSMBを用いた環境を構築する。
Samba
SMBをLinuxで使用できるようにするためのソフトウェアSambaのインストール
①Sambaのインストール(-yは全部Yes回答というオプション)
$ sudo apt-get install -y samba
②共有するフォルダを設定
Viで下記のファイルを編集
$ sudo vi /etc/samba/smb.con
ユーザーの追加と権限やファイルの設定するために、下記の[NewPiUser]を
[printers]の設定記述の下に追加する。
[NewPiUser]
comment = Welcome to pi Server
path = /
browseable = yes
wriable = yes
guest ok = no
force create mode = 0666
force directory mode = 0777
read only = no
create mask =0777
directory mask = 0777
因みに
path :共有フォルダのディレクトリパス”path = / "だと全フォルダ共有
writeable: 書き込み許可
force create mode:ファイルのパーミッションを強制的に設定
force directory mode:ディレクトリのパーミッションを強制的に設定
guest ok :アクセスしてきたユーザーをゲストとして扱う
browseable:ネットワークに表示するかしないか
③Sambaユーザーのパスワード設定
$sudo smbpasswd -a NewPiUser
④Sambaを再起動
$sudo service smbd restart
⑤ifconfigでIPアドレスを確認してアクセス
おわり
というわけで、古いHDDとラズパイを使ってファイルサーバーを構築してみた。
一応今のところ問題なく使えているので大満足!
これからの活用が楽しみ(>_<)!